レイントレイン縁起 その壱

 

 

けっこう人に聞かれるのが、レイントレインと名付けたいきさつやその意味です。
今回は、そのいきさつについて。

ネーミングを考えていたある日、あるフレーズが頭の中に降りてきました。降臨です。
それは、ボブ・ディランの曲のタイトル「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」と「Slow Train」が掛け合わさったものでした。

Hard Rain Slow Train
激しい雨と、ゆっくりと走りゆく列車

おお、そこはかとなく啓示的で示唆的じゃないの。でもそれゆえ意味がわかりにくいか……。
それに、ネーミングとしてはちょっと長いかな。
カッコイイし、韻を踏んでいるので響きも心地いいし、好きなんだけど……。

んー。
試しに、「Hard」と「Slow」を取ってみたら、どんなもんだ?

Rain Train
雨と列車・汽車

命あるものを潤す雨、列車は人生の比喩。人生は常に現在進行形であることを暗に例える。
いい感じじゃないの。
シンプルになったぶん、啓示的で示唆的な味わいはなくなったけど。

ん、待てよ。
「Rain Train」というフレーズ、ディランの曲「If Dogs Run Free」の詞の一節にあったような……。
調べた。
あった。

Of two mules, trains and rain

だった。

「If Dogs Run Free」。
これは、レイントレインのテーマ曲にもなりえる素晴らしい曲。

イヌが自由にはしるなら、なぜぼくができない
時間の沼地をこえて
ぼくの精神は交響楽
と韻律のつづれ織りを織りなす
おお、風がぼくのはなしを汝にたたきつけるように
いのちがながれて
ひとそれぞれにふさわしくあるようにする、ということが知られていない
もしイヌが自由にはしるなら

訳詞:片桐ユズル 出典:「ボブディラン全詩302篇」片桐ユズル 中山容 訳

 

というわけで、よし、「Rain Train」で行こう!
と、あいなったわけです。

 

次は「Rain Train」ではなく、「rain T rain」とした所以を綴ろうかと。

 

■lyrics「If Dogs Run Free」
http://bobdylan.com/songs/if-dogs-run-free/

■listen「If Dogs Run Free」
http://bobdylan.com/albums/new-morning/
New Morning (Original Release)
track6
ボブ・ディラン New Morning (Original Release)

■listen「If Dogs Run Free」
http://bobdylan.com/albums/bootleg-series-vol-10-another-self-portrait/
The Bootleg Series, Vol.10: Another Self Portrait (2013-Alternate Version)
Disc2 track13
オリジナルリリースのものと、アレンジがまったく違います。まったくもって、ディランらしい……。
ボブ・ディラン The Bootleg Series, Vol.10: Another Self Portrait (2013-Alternate Version) 

 

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