Works / Concept Work 実例ピックアップ

コンセプトメイクの実例

これまで手がけたもののなかから

 山小屋 / トータルコンセプト

ころぼっくるっひゅって

ころぼっくるひゅっては、1956年、未開の地だった高原に、人力で資材を運ぶなどして建てられた山小屋である。
現在は観光道路を利用して簡単に訪れることができるため、ドライブの途中で喫茶を利用する人々でにぎわうが、一方で小屋では常連以外の宿泊客の数が伸びないことに悩んでいた。

コンセプトを導くにあたっては、山小屋の「当たりまえ」について問い直すことから始めた。
ころぼっくるひゅってが山小屋であることを知らない人や、そもそも山小屋とはどんな宿泊施設なのかわからない人にとって、山小屋のシンプルなサービスはどう響くのか?快いものではないのか?
当たりまえを当たりまえとして済ましてしまわず、しっかりと掘り返すことでウリに変える。このことをコンセプトづくりのコンセプトとした。

コンセプトワード

不便は贅沢。

不便さこそ山小屋の「もてなし」という視点から、ホームページには、営業案内などだけでなく、ころぼっくる流ホスピタリティーを表現するページを設けた。

ころぼっくるっひゅって

ころぼっくるひゅって ウェブサイト

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 オンラインショップ / トータルコンセプト

これを売ります。
※ヘルメットは商品ではありません。

立ち上げ時の取扱商品は、オートバイのヘルメットに装着するアクセサリー1アイテム(10バリエーション)のみ。
趣味性・娯楽性が強く、機能性・実用性に乏しい商材、ショッピングサイトとしては品揃えが薄い、という状態からの出発だった。
そこで、モノを訴求するのではなく、このような商品を扱うショップのマインド~「遊び心」を全面的にアピールすることにした。
商品よりも世界観への共感を狙うことで、シンパ・ファンを育成し、「遊び心」を売るショップとして認識・認知を図ることとした。

コンセプト

モノを売るのではない。遊び心を売るのだ。

遊び方を提案するコンテンツを数多く設け、遊び心あふれる世界を築いてユーザーを刺激。

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 コンクリート製品開発製造会社

地球環境への意識が高まるなか、護岸や擁壁に用いるブロックなどのコンクリート製品は、機能を損なわずして環境との調和を図ることか求められていた。
コンクリート製品も環境製品であるという考え方にシフトし、自然環境に配慮した製品を考案していくうえで、クライアントは新たな事業マインドや開発理念を映すスローガンを必要としていた。

企業キャッチフレーズ(コーポレート・スローガン)

ブロックはもっとやさしくなれる。

人や環境に配慮する企業姿勢や開発理念を表すキーワード「優しさ(kindness)」は、施工方法のキーワード「易しさ(easy)」にリンクする。
施工方法の簡素化により、現場での生コンクリート使用が少なくなるもしくは不要になるため、環境へのダメージを最小限に抑えられるからだ。
そこで、「優しさ(kindness)」と「易しさ(easy)」の連関という意味から、「やさしく」という言葉を用いた。
また、「さらにできるはずだ」という、現状に満足せず挑戦し続けようとする意志を込めるため、「もっと」と「なれる」という言葉を使い、「もっとやさしくなれる」とした。

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 エッセンシャルオイル輸入販売会社 / トータルコンセプト

クライアントが扱うエッセンシャルオイルは、医療(メディカル・アロマテラピー)に使用できるほど高品質なものである(フランスなどでは医療にアロマテラピーを取り入れることが根付いている)。
そこで、「メディカル・アロマテラピー」をキーワードに、高品質の意味を再編集。「安全で安心」という意味づけを新たに行い、日本ではなじみの薄かった芳香浴以外の用途~日々の心身のケア・メンテナンスに資するという視点で商品を捉え、コンセプトを導いた。
この基軸となる考え方をもとに、ホームページなどのプロモーションツールがつくられた。

コンセプトワード

毎日の生活に安心のひとしずく。

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 鍼灸院 / プロモーションコンセプト

性別問わず幅広い年代層の患者さんが施術に訪れるが、この鍼灸院は、不妊症や妊娠・出産のトラブル、更年期障害など、女性疾患の治療に強かった。
鍼灸治療は人が本来持っている自然治癒力を活性化させるため、身体にかかる負担が少ないうえ、心神も癒し落ち着かせる。
そこから、女性の「生命を宿し育てる力」、「社会で働く力・主婦として働く力」を「女性力」という言葉に収れんさせ、からだの疾患の改善(自然治癒力の改善)は、「女性力」の向上につながるという考え方を導いた。
ホームページなどでは、このコンセプトワードがそのままキャッチフレーズとして用いられた。

コンセプトワード

鍼灸治療で女性力を高めましょう。

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 出版社ホームページ / ウェブサイトコンセプト

「出版点数に比べて書店の棚に並ぶ本はわずか」という問題点に着目。クライアントは初めて自社サイトを持つということだったが、「会社案内然としたサイトをつくるのではなく、ユーザーが本と出合える“場”をつくる」考え方を提案した。
短期的な目的は、書店に並ばない本とユーザーとの接触機会を増やし、購入動機を刺激すること。そして、ロングセラーなど書店で手に入れやすい人気の本についても、版元ならではの深い情報を提供して購入意欲の向上を図ること。
長期的な目的は、ファン(カスタマー)の育成である。このサイトにしかない情報を提供することで、ファン心理を醸成し、ロイヤリティーを高めることを狙いとした。

こうした考え方に基づき、児童書ならではのフレンドリーで楽しさ溢れる世界を構築。「発見」をキーワードに、コンテンツと邂逅する楽しさを大切にし、遊ぶ感覚で本の情報を入手できるよう、さまざまな切り口のコンテンツを用意した。

コンセプト

児童書のテーマパーク

出版社サイトにリンクをしていたユーザーの紹介文より

・絵や言葉づかいがおもしろく、いろいろなしかけも楽しい丁寧な作りのサイト。こういうサイトはありそうに思えて、実はあまりない気がします。
・タイトルどおり、まるで遊園地のような楽しさ満載です!

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